野球をしていれば皆が必ず打ってみたいと思うホームラン、その中でも取り分け気になるの打ったボールがどの程度飛んだのかです。今回は前回の打球速度に続いて、打球の飛距離について分析をしました。MLBの選手が放つ最高打球飛距離はどれほどでしょうか。まずは細かい用語解説からです。

打球飛距離とは?

野球・ゴルフなどで、打ったボールが飛んだ距離のこと。

打球飛距離は英語でなんていうの?

英語で飛距離はDistanceとされます。

また、最長飛距離(最大飛距離)のホームランはthe longest home runとされます。

飛距離ランキング2020年最新版 Top10

2020年シーズンにおいて、最も飛距離が長いホームランを打ったのはアトランタ・ブレーブスのR・アクーニャJr.選手で左中間に放った150.9mのホームランです。

Ranking選手名Distance飛距離(m)
1Ronald Acuna Jr.495150.9
2Giancarlo Stanton483147.2
3Alex Dickerson480146.3
4Ronald Acuna Jr.473144.2
5Austin Riley471143.6
6Bryce Harper470143.3
7Marcell Ozuna469143.0
8Marcell Ozuna468142.6
9Aaron Judge468142.6
10Matt Kemp468142.6

飛距離ランキング2019年度版 Top10

2019年シーズンにおいて、最も飛距離が長いホームランを打ったのは、テキサス・レンジャースのN・マザーラで、ライトスタンド二階席に飛び込む153.9mの特大ホームランです。

Ranking選手名Distance飛距離(m)
1Nomar Mazara505153.9
2Miguel Sano496151.2
3Pete Alonso489149.0
4Rangel Ravelo487148.4
5Ian Desmond486148.1
6Mike Trout486148.1
7Avisail Garcia485147.8
8Ketel Marte482146.9
9Nomar Mazara482146.9
10Gary Sanchez481146.6

飛距離が出やすい球場が存在する?

ホームランの飛距離が出やすいとされている球場は存在します。それは、アメリカ中部地区にあるコロラド・ロッキーズの本距離クアーズ・フィールドです。このクアーズ・フィールド標高1,600mにあることから、通称「マイル・ハイ」と呼ばれ、低地に比べて空気抵抗が低く、打球の飛距離が伸びるとされています。

事実として、2018年にはコロラド コロラド・ロッキーズに在籍するトレバー・ストーリー選手がクアーズ・フィールド放ったホームランが153.9m(505feet)を記録しました。

※標高1,600mは紫色の席になっている。

番外編:日本の最長飛距離

NPB(日本プロ野球)史上飛距離が最も長いホームラン記録したのは元西武ライオンズのベネズエラ出身アレックス・カブレラ選手が元DeNAベイスターズの三浦大輔投手から放ったホームランです。その飛距離は推定180mとされ西武ドームのレフトスタンドの天井に直撃しました、打球はスタンドに入ることなく、グラウンドに落ちましたが球場ルールにより認定アーチとなりました。

認定アーチとは、天井に当たった際、天井がなければホームランになるほどの打球であった場合に限り、「認定アーチ」として正式にホームランが認められることをいいます。

ホームランの飛距離を知るのも野球の醍醐味!

最長飛距離150m超を記録した2019年と2020年。

飛距離が長いからといって、得点が二倍三倍になるわけではありませんが、飛距離があるホームランを観るとわくわくしますね。試合の勝ち負けだけでなく、打者が放つ大飛球は野球を楽しむ一つ魅力なのかもしれません。

特大ホームランだけでなく、高校球児が打つホームランにも魅力がたくさん詰まっています。次の記事は「選抜高校野球における球児のホームラン数」を比較しています。

≫選抜高校野球のホームラン数を比較してみた

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