少年野球をいつ始めさせるかについて多くの保護者が悩まれます。一般的に少年野球は小学校2年生から4年生で始める子どもが多い傾向にあるため、高学年にあたる小学5年生以上の保護者からは「今から少年野球を始めても遅いですよね?」などといった相談を受けることがあります。今回はそんな保護者の不安点を解消すべく「少年野球は小学5年生からでも遅くない理由」について書かせていただきます。少年野球を始めてみたいお子さまとその保護者の参考になればと思います。
少年野球は5年生からでも遅くない?3つの理由
少年野球は小学5年生から始めても決して遅くありません。その理由としては以下の3つの観点から考えることができます。
- 戦術的・技術的観点
- 野球の特性的観点
- 科学的観点
それぞれについて説明していきます。
戦術的・技術的:野球を本格的に学ぶのは中学生からだから
野球をより戦略的・技術的に学び始めるのは一般的に中学からとされています。
そのため、小学5年生からスタートをしても早く少年野球を始めているお友だちにも時間が掛からないでキャッチアップできます。
野球の特性:低学年の野球は野球あそびだから
少年野球はその特性上、低学年で少年野球を始めたとしても皆さんが想像する野球とは程遠いレベルです。
分かりやすく言えば。低学年の野球は野球ごっこです。一般的に「野球」というスポーツになり始めるのが体つきが良くなる小学4年くらいからになるので、小学5年生から少年野球を始めても決して遅くないのです。
科学的:ゴールデンエイジの時期だから
子どもの運動神経が著しく刺激されるのは5歳~9歳までのプレゴールデンエイジ、10歳~12歳までのゴールデンエイジと科学的に証明されています。
このことから、少年野球を10歳~11歳の小学5年生で始めるのには遅くないことが分かります。これは野球に限らずその他のスポーツにも言えることです。
少年野球を5年生から始めることによる苦悩
これまで少年野球を小学5年生から始めても決して遅くないことについてお話しました。一方で、小学5年生から始めるのに当たって直面しやすい困難についても上げていきます。また、これらの困難は主に野球を始めたての子どもたちにも起こりやすいです。
ルールが複雑
野球は他のスポーツと比較してもルールが複雑なスポーツになります。
野球が好きだからといって、直ぐに試合でプレーできるかというとルールを理解していないと少年野球そのものを楽しめません。少年野球を始めたばかりの子どもは、テレビ中継やYouTube等で野球の試合を見ながら楽しく勉強してみてください。。
プレー中の状況判断が遅い
野球はルールが複雑であると同時に、相手のプレーによって自分が取るプレーが一瞬一瞬で変わっていきます。
そのため、一般的なルールを理解していても、状況判断が瞬時にできずに思ったようにプレーができません。特に少年野球ではルールを理解しきれていない子どもが多いので、想像していないプレーが起こり易いです。
野球のルールを理解して瞬時に判断する練習にはテレビ中継されているプロ野球の試合を観戦をし、自分が選手だったらと仮定して次どんなプレーをすべきかなどを考えることや、プロ野球ゲームで実際に選手を自分の手で操作することがおすすめです。
道具を使うから慣れるのに時間が掛かる
野球は他のスポーツと異なり、グローブやバットといった道具を使うスポーツです。
その為運動神経がよくても、自分の体の一部でない道具を使いこなして打ったり捕ったりするのは難しいです。また、一朝一夕で使いこなせたりするわけでもありません。とはいえ、回数をこなす事で体の動かし方と道具の動きが一致しはじめ慣れますので、慌てることはありません。
少年野球を始めるのに早いも遅いもない
技術的・戦略的・野球の特性を考えて、小学5年生で野球を始めても決して遅くありません。なので、今からでも野球させてもついていけるかな?と不安な保護者の方も安心してください。小学5年で少年野球を始めても十分楽しめます。
また、私たちは少年野球を始めるのに早いも遅いもないと考えております。大切なのはお子さまが「野球をしたい」という思いです。お子さまの声に耳を傾け、一緒に挑戦してもらえればと思います。
パイラスアカデミー世田谷では気軽に練習参加できます
パイラスアカデミー世田谷では少年野球に所属しているお子さまから、所属していないお子さままで幅広く活動に参加頂いております。
小学5年からでも遅くないって分かったけど少年野球に入れるのはちょっと不安といった保護者の皆さま、まずは気軽に野球に触れてみませんか。